富める者と貧しい者とは共に世におる、 すべてこれを造られたのは主である。
わたしを胎内に造られた者は、 彼をも造られたのではないか。 われわれを腹の内に形造られた者は、 ただひとりではないか。
貧しい者をしえたげる者はその造り主を侮る、 乏しい者をあわれむ者は、主をうやまう。
主は貧しくし、また富ませ、 低くし、また高くされる。
貧しい者と、しえたげる者とは共に世におる、 主は彼ら両者の目に光を与えられる。
神は君たる者をもかたより見られることなく、 富める者を貧しき者にまさって 顧みられることはない。 彼らは皆み手のわざだからである。
目は手にむかって、「おまえはいらない」とは言えず、また頭は足にむかって、「おまえはいらない」とも言えない。